鋼材

理美容鋏材の鋼材の販売

当社では理美容鋏メーカー向けに理美容鋏の鋼材(材料)「安来鋼440C」と「安来鋼ATS314」を主に販売しております。
「安来鋼440C」は本来特殊な鋼材であり、常時在庫を抱えているところも少なく、注文しても6ヶ月程度納期がかかる場合も珍しくありません。しかし当社では「安来鋼440C」を鋏関連製品の主力原材料として使っており大量の在庫を保有しておりますので、ご注文いただいた後1~2ヶ月程度で納品することが可能です。また「安来鋼ATS314」は硬さ・粘さ・対靱性に優れた当社のオリジナル鋼材です。

お客様の要望に併せて対応しております。購入希望のお客様は気軽にご相談ください。
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鋼材「安来鋼440C」とは?

「440C」はJIS規格の鋼材となっており様々な会社が製造しておりますが、株式会社プロテリアル(旧:日立金属株式会社)製の鋼材は業界で最も評価されております。
「440C」が評価される理由は株式会社プロテリアル(旧:日立金属株式会社)の製鋼技術により非常に純度が高くなっているからです。そのため規格は同じなのですが株式会社プロテリアル(旧:日立金属株式会社)の「440C」鋼は競合他社の同規格鋼材に比べて価格が1.5~2割程度高くなっております。
硬さは同じですが、耐摩耗性が強く、粘さ・対靱性が大きく違います。対磨耗性に強い=加工しにくい鋼材となりますので扱うには技術と手間が必要となります。そこで手間を掛けた分が最終的な「鋏の永切れ」を維持することに繋がるわけです。

現在でこそ理美容鋏材として業界のスタンダードとなっておりますが、実は理美容鋏材として「440C」を一番初めに導入したのは山村製作所です。現在では、よりハイグレードの素材も多く登場しております。当社で扱っている「安来鋼ATS314」は「440C」の更に上位グレードの素材です。

鋼材「安来鋼ATS314」とは?

「安来鋼ATS314」鋼はステンレスコバルト合金の鋼材。コバルト合金を混ぜることにより、高い硬度・優れた耐磨耗性を持たせることができました。(ということは「安来鋼440C」より更に加工しにくい鋼材)
「安来鋼440C」よりも上位鋼材となり、価格も高くなります。
この「安来鋼ATS314」は当社のオリジナル鋼で、当社が材料メーカーである株式会社プロテリアル(旧:日立金属株式会社)に成分指定を行い製造してもらっている製品です。当社のノウハウが詰まった鋼材ですので、他社は作れない鋼材となっております。
ちなみにネーミングはナイフに最も適した素材「ATS34」から来ていて、たまに間違えられることもありますが、中身は別の鋼材です。